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肌トラブル完全解決Q&A④

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「顔が赤いね」と言われるのが悩み。治療できれいになりますか?

就職後は頬の赤みを化粧で隠していますが、限界を感じ、他人の視線がいつも気になります。きれいな肌になりたいです。

赤ら顔の症状は実にさまざまです。まずは医師の診断を。

 「赤ら顔」の原因には、毛細血管拡張症、酒さ、酒さ様皮膚炎、脂漏性皮膚炎、ニキビ痕、乾燥肌があり、原因によって治療法が異なります。酒さは中高年に多く見られる赤ら顔で、原因不明の慢性炎症性疾患です、症状に応じて、抗生物質の内服やニキビ治療に準じた治療を行います。「酒さ」と似た症状に、酒さ様皮膚炎もあります。おもにステロイド外用薬を中止し、リバウンドの経過をみながら治療方針を決めていきます。
 毛細血管拡張症は表皮の下の毛細血管が拡張して起こるもので、血管が糸状に透けて見える状態です。子どものころから赤ら顔である、小鼻のわきに血管が目立つ、頬部に血管が浮いてきたなども毛細血管拡張症です。毛細血管拡張症はフォトフェイシャル、ロングパルスYAGレーザーが有効です。
 脂漏性皮膚炎は皮脂が酸化して、その刺激で炎症が起きます。皮脂分泌が盛んで肌がゴワゴワとして厚いのに、水分不足で肌荒れを起こしてかさかさしています。治療にはおもにステロイド外用薬を使用しますが、前述の酒さ様皮膚炎にならないように長期使用は避けます。また、最近マラセチア菌というカビの一種が関係していると考えられていることから、抗真菌薬も併用します。
 ニキビによる赤ら顔については、一度できるとその赤みが肌色になるのに6か月~1年ほどかかるので、新しいニキビを作らないよういすることがポイントです。
 最後に、アレルギーや日焼けなど、何らかの理由で肌が炎症を起こしている場合も赤ら顔になります。ステロイド外用薬で炎症を早く抑えます。ここで大切なことは、一度肌荒れを起こすと皮膚のバリアー昨日が正常になるのに6週間ぐらいかかるので、ステロイド外用薬で症状が改善した後も、保湿外用薬をしっかり使用します。ほてりやすい肌の人は、水分はもちろん油分も足りない乾燥肌であることが多いので、普段から肌を乾燥させないお手入れを心がけることが大切です。

背中にピリピリと強い痛みがあり、小さな水ぶくれができています

育児と仕事で疲れ気味です。少し前から腰のあたりがズキズキと強く痛み、見ると小さな水ぶくれのようなものもあります。子どもにうつる病気ですか?

帯状疱疹かもしれません。水ぼうそうにかかったことがない子どもにはうつることも。

 体調を崩しやすい季節の変わり目は、帯状疱疹にかかる人が多い時期です。年配の方がかかりやすい疾患ですが、最近は働き盛りの若い人にも増えています。
 帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こります。ウイルスといっても人からうつるのではなく、子どもの時に発症した水ぼうそうのウイルスが体内の神経節に残っていて、身体の抵抗力が落ちたときに、潜んでいたウイルスが活発になって症状が出ます。
 このとき、皮膚と神経の両方でウイルスが繁殖して炎症が起きているため、強い痛みを感じます。体のどの部位にも置きますが、身体の左右どちらかが一方の神経に沿って、強くズキズキ、ピリピリと痛むときは「帯状疱疹」をまず疑います。
 発症後しばらくすると、その部分が帯状に赤くなり、やがて小さくて透明な水ぶくれが集まってでき、ときには黄色くなります。1~2週間でかさぶたになり、2~4週間くらいでかさぶたが取れて治癒します。一般的には、一度帯状疱疹にかかると再発することはまれです。
 水ぶくれの中にはウイルスが密集しているので、つぶさないようにしましょう。小さな子どもなど、まだ水ぼうそうにかかっていない人には接触感染することがあります。お風呂も、水ぶくれがかさぶたになるまでは、別々に入った方がいいでしょう。
 治療には、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス内服薬を処方します。その他、症状に応じて、炎症を抑えるクリームや痛み止めを処方することもあります。
 帯状疱疹は症状によっては入院して点滴が必要なこともあります。また、発症時に強く痛むだけでなく、治った後もいつまでも痛みが続く帯状疱疹後神経痛になることも。顔や頭にできると、目に感染して視力障害を起こしたり、顔面神経の麻痺を起こしたりすることもあります。
 後遺症を残さないためにも、症状が出たらできるだけ早い時期に受診して、治療を始めましょう。

口唇ヘルペスによくかかります。どんなときに再発するの?

口唇ヘルペスに毎年かかります。再発しないためにはどんなことに気をつければいいですか?人にうつさないために気を付けることを教えてください。

風邪やストレス、過労で免疫力が落ちた時や紫外線を多く浴びたときに再発しやすくなります。

 単純ヘルペスウイルスによる感染症「ヘルペス」は、ウイルスの種類によって体のさまざまな部位に発症します。とくに唇や口の周りに発症するものを口唇ヘルペスと呼んでいます。一度感染すると、再発を繰り返すことが多いのが特徴です。
 口唇ヘルペスの初感染は、幼児期に済んでいることが多く、ウイルスが体内にいても、何の症状もなく気付かないケースがほとんどです。しかし、何らかの原因で免疫力が落ちると、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化して症状を引き起こします。特に風邪を引いて熱が出た時に再発しやすいため、「風邪の華」「熱の華」とも呼ばれています。そのほか、紫外線を過度に浴びたり、精神的ストレスや過労も、再発のきっかけになります。
 口唇ヘルペスの症状は、最初は、口の周りがムズムズし、蚊に刺されたように赤く盛り上がってきます。1~3日で赤く腫れた上に小水疱ができ、ピリピリ、チクチクとした痛みを伴うようになります。その後、1週間から10日程度でかさぶたになって治ります。
 水泡のなかには多量のウイルスが入っているので、つぶれると、患部が広がったり、人にうつすことがあります。患部は絶対に触らないでください。マスクをするときは、擦れてつぶしてしまわないよう、ガーゼを当てた上からマスクをするといいでしょう。また発症後は、家族とタオルを別にし、互いの食器を触らないように注意してください。
 治療には、抗ウイルス剤を処方します。症状が軽めなら塗り薬を、発症直後から症状が強ければ内服薬と併用して治療を進めます。口唇ヘルペスは、前兆があれば、早めに受診することが大切です。上手に付き合っていくように心がけましょう。

子どものあざは、自然に消えるのを待っていいのでしょうか?

子どもの腕にあざがあり、異所性蒙古斑といわれたのですが、薄くなるのを待っていてもいいのか、治療をした方がいいのか教えてください。

あざは乳幼児からの早期治療がゆうこう。レーザー治療の専門家を受診し、就学前の治療をおすすめします。

 あざは、色によって、青いあざ、赤いあざ、茶色のあざなどがあり、青いあざには太田母斑、異所性蒙古斑などがあります。お尻の生中部に生まれつきある蒙古斑は自然に消えることが多いのですが、この場所以外にある「異所性蒙古斑」は濃さによっては大人になっても消えないことがあります。また、顔に出る「太田母斑」も消えません。このような青いあざには、Qスイッチルビーレーザー治療がとても有効です。
 赤いあざには、生まれた時からある平らな単純性血管腫、生後数日してから発症し数か月で急速に隆起する苺状血管腫などがあります。「苺状血管腫」は自然消滅しても、ちりめん状のシワシワした皮膚になり、後で修正の手術が必要になることもあります。急速に大きくなる前にレーザー治療をするとよいでしょう。赤いあざ治療には、色素レーザーを使用し、3か月に1回程度の頻度で照射します。
 茶色のあざ(扁平母斑)も、青いあざや赤いあざと同様に保険適用ですが、再発率が高いので、レーザー照射の前に、医師とよく相談することが重要です。
 幼児期は、皮膚が薄くレーザーの効果が出やすく、体が小さいので照射面積が小さくて済みます。レーザー治療後の炎症後色素沈着症(茶色になってシミのようになる現象)が起きにくいといったメリットもあります。そのため、レーザー治療は乳児期から始めるのが効果的です。生後3か月ぐらいから治療を始めてお子さんが小学校に入学する前までに、完治、または薄くしてあげるのがよいでしょう。

※幼児期のレーザー治療の利点
・皮膚が薄くレーザーの効果が出やすい。
・照射面積が小さくて済む
・レーザー治療による炎症後の色素沈着が起きにくい

刺青を消したい!完全に消えますか?

3年前に背中に小さく刺青を彫りました。結婚前に刺青を消して、披露宴で背中のあいたドレスを着たいのですが、きれいになるでしょうか。

QスイッチルビーレーザーとQスイッチYAGレーザーを使って傷痕を目立たなくできます。

 最近はファッション感覚で刺青を入れる人が増えています。気軽に入れてしまえるからこそ後で後悔し、消すために来院する方も多くなりました。刺青は入れるのは簡単ですが、治すには時間と費用がかかります。
 刺青はレーザーで除去します。浅い刺青にはQスイッチルビーレーザーを深いものにはQスイッチYAGレーザーを使用しまう。眉や目のまわりに入れたアートメイクも刺青ですので、消す時は同様の治療をします。
 これらのレーザーは黒い色素だけを破壊することができ、刺青のほか、シミ・ソバカス・あざなどの治療も行います。黒い細胞にのみ反応するので周囲の皮膚を傷つけることなく取り除けるのが特徴です。
 だいたい月1回のペースでレーザーを照射し、治療が終了するまでの回数は、素人が彫った刺青なら2~3回、プロの彫り師が彫った刺青は5~8程度、機械彫りなら20回程度が目安です。結婚式が決まったら早めに治療計画を立てることをお勧めします。半年なら5回のレーザー照射が可能なので、ファンデーションで隠れる程度まで薄くできます。
 しかし、黄色オレンジ色の刺青など、レーザー刺青など、レーザー治療が出来ないことがあります。切除縫合できる部位なら手術でとったり、刺青を削り取って皮膚移植することもいずれも大きな傷痕が残ってしまいます。くれぐれも刺青は気軽に入れないようにしてください。

介護中です。薬をつけなくても父のおむつかぶれが改善しないのですか?

父の介護をしています。紙おむつの股のギャザー部分に湿疹が出ています。ステロイド剤を塗っても全然良くならないのですが、おむつかぶれではないのでしょうか?

「皮膚カンジダ症」かもしれません。湿疹やおむつかぶれとは治療法が違うので要注意です。

 「おむつかぶれ」や「あせも」の薬を塗っていて、一向に改善しない、またはかえって悪化したという場合、皮膚カンジダ症が疑われます。「皮膚カンジダ症」は外から感染したものではなく、カビの一種「カンジダ菌」が繁殖して炎症を起こしたものです。湿気が多くムシムシする梅雨から夏場にかけてが、もっとも発症しやすい時期です。
 発症には、寝たきり、肥満、糖尿病などの基礎疾患のほか、おむつの使用、多汗、不潔などが関係します。患部は、皮膚と皮膚がこすれあう、わきの下や股、乳房下、肛門周辺など間擦部が中心です。
 赤ちゃんや寝たきりの高齢者のおむつの中、背中、首など、あたたかくて通気性の悪いところは、とくに菌が繁殖しやすい場所です。また、仕事で日々ゴム手袋をつけている人も、中がムレて、水かきの部分に炎症を起こしやすくなります。また、この炎症は下痢が長引いたり、ステロイド外用薬の誤用により発症することもあります。
 感染を予防するためには、こまめにおむつを替えたり、ゴム手袋をして汗をかいたと思ったら、すぐに手を洗って乾かすなど、皮膚を濡らしたままにしないことが大切です。
 かゆみがあったり、ヒリヒリしたり、あるいは何も感じなかったりと、症状は人それぞれです。見た目は、おむつかぶれやあせもと似ていますが、よく見ると白っぽいウミを持った小さなブツブツがある場合もあります。視診で正確な判断はできませんので、ふやけた部分の皮膚を少しとって顕微鏡で菌がいないかどうかを調べると、すぐに結果がわかります。
 治療には、外用の抗真菌薬を処方します。おむつかぶれと違って、ステロイド薬を使うと悪化させてしまいますので、皮膚に炎症がみられたら、自己判断せずに受診しましょう。

足の爪が皮膚に食い込んで痛みがとれません

以前から足の親指の爪に痛みがありましたが、最近、腫れてきて歩くのもつらいです。どうすれば痛みがやわらぎますか?

陥入爪の可能性があります。早めに医師の診断を受けましょう。

 陥入爪は巻き爪と混同される場合がありますが、爪の角がトゲのようになって皮膚に食い込んで炎症が起こるもので、おもに足の親指に発生します。巻き爪は指先から見て爪の左右両端が丸く内側に入り込む状態で、ひどくなると爪が「の」の字になります。
 陥入爪の原因として、①深爪 ②きつい靴 ③爪白癬 ④体質(家族性)がありますが、多くは深爪によるものです。②は足に合わない幅の狭い靴やハイヒールを履いていたり、バレーボールやバスケットボールなど瞬間的に強く踏み込むスポーツをしている場合、③爪白癬の変形した爪が皮膚に刺さってしまった状態です。
 治療には、陥入爪手術や矯正法などがあります。手術は局所麻酔をして、くい込んだいる部分の爪を縦に切り、フェノールという薬品を使用して爪の根を処理します。メスを使わずに、くい込んだ部分の爪が生えてこないようにするのです。
 矯正法は、爪の両端に穴をあけて形状記憶のワイヤーを装着する方法と、特殊なプレート「B/Sブレイスクイック」を爪に貼ることにより爪全体をやさしく持ち上げ、その状態を継続して爪を正常な状態に近づける方法があります。どちらも痛くない治療法で、麻酔などはつかいません。
 陥入爪の予防は、足を清潔に保ち、深爪をしないこと。爪を切る際、爪の先の角がほんの少し指先より出るように残しましょう。深爪をして爪が皮膚にくい込むと、痛む部分の爪を切る人が多いようですが、これをやってはいけません。一時的に痛みはなくなっても、伸びて切っての繰り返しが悪循環を引き起こします。常に痛みを感じる場合は、陥入爪の可能性があるので、早めに受診しましょう。

「巻き爪」が痛いです。どんな治療がありますか?

足の親指の爪が内側に巻き込んで、歩くと痛みを感じるようになりました。仕事があり頻繁に通院できないのですが、いい治療法を教えてください。

ドイツ式の巻き爪矯正法なら、日常生活に支障なく治療できます。通院も月一回程度です。

 B/Sブレイスクイックは、特殊なプラスチック製の平らなプレートを爪の表面に装着するドイツ式の巻き爪矯正治療です。爪全体をゆっくりと引き上げて、巻いている爪を健康的な形へ導き、周囲の皮膚を切ったり傷つけたりすることはありません。
 矯正プレートをしたままストッキングを着用できますし、半透明なので靴を脱いでも一目が気になりません。もちろん、治療中にネイルカラーをすることも可能です。
 「B/Sブレイスクイック」は、月一回張り替えます。個人差がありますが半年~1年で巻き爪が改善されます。
 巻き爪の症状は、爪の左右両端が丸く内側に入り込み、「の」の字のようになります。先天的な遺伝の場合は治療後も再発しやすいのが特徴です。後天的な原因がある場合は、その原因を取り除かないと治療後も再発する場合があります。
 爪を切りすぎている(深爪している)、靴先が細く爪を圧迫するような靴やハイヒールの靴、サイズの合わない靴を履いていることなどです。先天的な場合をのぞいて、急に巻き爪になることはないため、予防としては、深爪をしない、爪に圧力や負担をかけないことが大事です。放っておくとどんどん巻き爪が悪化していしまうので、おかしいなと感じたら早めに受診しましょう。
 B/Sブレイスクイックは、爪の角がトゲのようになって皮膚に食い込んで炎症が起こる陥入爪でも治療できます。炎症が起きている状態だと矯正プレートがはがれやすいため、炎症を抑えてから爪のトゲをとって治療します。

ひざやひじの内側に繰り返し湿疹が・・・。アトピーでしょうか?

以前から、耳、首の周り、ひざやひじの内側に繰り返し湿疹が出てかゆくなります。これはアトピーでしょうか?原因は?

特徴的部位に繰り返し湿疹がでるのは「アトピー性皮膚炎」の可能性があります。

 かゆみを伴う湿疹が、目や耳の周り、首、ひざやひじの内側など、特徴的な部位に繰り返し出るのがアトピー性皮膚炎。大人なら6か月以上、子どもなら2ヵ月以上、症状が繰り返し現れるのが特徴です。多くが生後4か月~2歳までに発症して小学校卒業ぐらいまでに治りますが、小学校入学後や大人になってから発症することもあります。
 アトピー性皮膚炎の原因はさまざまですが、その一つとしてあげられるのが、皮膚のバリア機能の低下です。角質にあるセラミド脂質成分や皮膚の水分量が生まれつき少ないと、皮膚が外部からの刺激を受けやすくなります。皮膚を守るため、入浴後5分以内に保湿剤を塗るなど、日ごろから保湿対策を心がけましょう。
 また、患者の8割が持つというアトピー素因も原因の一つで、本人や家族がぜんそく・花粉症・食物アレルギーなど、何らかのアレルギー疾患がある場合が、これにあたります。外部の刺激に反応して作られるlgE抗体が通常より多く作られる体質だと、少しの刺激にもlgE抗体が作られてヒスタミン成分を放出しかゆみを引き起こします。このように体質が原因の場合は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの内服薬を中心に治療します。
 ほかに、大人の患者に多く見られるのが、ストレスや、ダニ・ハウスダストなどの環境が原因の場合です。
 いずれの場合も、保湿外用薬や内服薬、ステロイド外用薬など、原因や症状に合った方法で治療を進めます。

※lgE抗体・・・
   外部から侵入してきた抗原(アレルゲン)に対し、人体は抗体を作って反応します。抗体には5種類あり、lgEはアレルギーや気管支ぜんそくの抗体になります。


アトピー症状の悪化を避けるための日常生活での注意点は? 

3歳の子どもです。両親とも肌が弱いので、アトピー性皮膚炎の症状が悪化しないか心配です。日常生活でどんな点に気をつければいいですか。

スキンケアを続けながら、皮膚への刺激や精神的ストレスをできるだけ避けてください。

 皮膚を良い状態で保つには、こまめなスキンケアで保湿を続け、皮膚への刺激や精神的ストレスなど、悪化因子をできるだけ取り除くことがポイント。乾燥や高温、汗やほこり、ダニ、動物の毛など、あらゆるものが皮膚への刺激となり得るので、日ごろから気配りが大切になります。
 せっけん選びでは、刺激の強い薬用せっけん、皮脂を取り除き皮膚のバリア機能を低下させる合成界面活性剤を使用したボディーソープは避け、固形せっけんを。頭髪は、低刺激のシャンプーを使い十分に洗い流します。洗剤も、蛍光剤や漂白剤をなるべく使用しないものがおすすめですが、すすぎをしっかり行うことで、皮膚への悪影響を抑えることができます。
 ダニやハウスダストも皮膚疾患の原因になることがあります。室内にほこりがたまらないよう頻繁に掃除し、カーペットや布製家具はできるだけ使用しないよう心掛けます。寝具は晴れた日はよく干して、室内は風邪を通して適温・適湿を保ってください。犬・猫など動物の毛もアレルギーになることが多く、ダニ増殖の原因にもなるので、できればペットも飼わない方がいいでしょう。皮膚を汗や汚れから守るには、毎日の入浴・シャワーで清潔に保つことが大切ですが、熱すぎるお風呂はかゆみを引き起こし、皮膚疾患の原因にもなるので、温度に注意してください。
 皮膚疾患の原因や症状はさまざまで、普段から気を付けていても避けられるものではありません。日常生活での注意点は多岐にわたりますが、あまり神経質にならずに、できる範囲内で皮膚への刺激を避け、ケアをしましょう。

アトピーの治療、いつまで続ければいいの?

アトピー性皮膚炎の治療でステロイド外用薬と保湿剤を使っています。赤みやかゆみが治まってきたので、治療をやめたいのですが。

炎症が治まっても再発を防ぐため、保湿剤を塗ってスキンケアを続けて。

 アトピー性皮膚炎は、まず炎症を抑え、ダニやハウスダストなど、人によって異なる悪化因子を取り除き、保湿剤によるスキンケアを続けることで、治療を進めます。
 炎症があるときによく使われるステロイド外用薬は、炎症やかゆみを抑える効果があります。ステロイド外用薬は5段階の強さに分けられ、体の部位や症状、年齢などを考慮して、薬の強さや塗る回数を決めます。吸収力が強い陰部や顔には弱いものを、吸収力が少ない手のひらや足には強いものを、症状が改善したら弱いレベルのステロイドや、免疫抑制剤であるプロトピック外用薬に切り替えるなど、医師の指示に従ってきめ細かく使い分けていきます。かゆみが強い場合は、こうした外用薬のほかに抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬なぢ、内服薬を併用します。
 いったん皮膚の炎症が治まってもすぐに治療をやめず、まずは医師の診断を受けてください。アトピー性皮膚炎の患者は、もともと乾燥肌でバリア機能が低いのが特徴。再び悪化させないために、炎症が治まってもスキンケアをこまめに続けることが大切です。
 スキンケアは、皮膚を清潔に保ち、保湿剤は入浴後5分以内に塗るなど、しっかりと保湿することが基本。保湿剤は、乳液タイプやクリームタイプ、軟膏タイプなど、肌に合わせて処方します。
 アトピー性皮膚炎は、短期間で完全に治すことは難しく、日常生活に支障のないレベルを目指しながら、粘り強く治療を続けることが必要です。定期的に病院に通って、医師に皮膚炎の状態を診てもらいながら、日ごろのスキンケアを忘れずに続けてください。

花粉症デビューしてしまいました。今からできる対策を教えて!

40代にして、ついに花粉症になってしまったようです。目や顔の周りがかゆくてむずむずします。悪化させないために、発症後にできる対策を教えてください。

発症時期とアレルゲンを知って、薬とスキンケアで乗り切りましょう。

 スギ花粉のアレルギー患者は、いまや5人に1人といわれる「国民病」。
 敏感な人は1月中旬から、2月に入ると症状を感じる人はぐんと増えます。毎年、発症の時期を自分で把握している人なら、2週間ほど前から抗アレルギー薬を飲んでおくと症状を軽減できます。
 ご質問の方のように、花粉症初心者で、発症時期・原因のわからない場合は血液検査を行い、アレルゲンを調べることもできます。
 花粉症のおもな症状としては、目のかゆみや鼻水のはかに、アトピー性皮膚炎やドライスキンの人などには、頬、えりあし、あごから首にかけて、カサカサと乾燥して赤くなったり、かゆくなるなどの症状が見られます。
 また、女性で、まぶたがヒリヒリするといった症状がある場合、悪化の原因の一つにアイメイクが挙げられます。まぶたや目の周りの皮膚は、もともと薄くて繊細です。毎日のアイメイクとクレンジングの繰り返しで、皮膚のバリア機能が低下すると、花粉の影響を受けやすくなります。皮膚のバリア機能を正常に保つためには、メイクを控えるか、メイクをした場合は、マイルドな洗顔料で、こすりすぎずに落とすこと。そして、洗顔後はすぐに保湿をするように心がけましょう。また、マスク、メガネ、帽子などで花粉の付着をできるだけ防ぎましょう。
 治療には、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬の服用と、炎症箇所にはステロイド外用薬と保湿剤の塗布が、花粉症の発症後でも有効です。
 スギ花粉以外にも季節によってさまざまな花粉が飛びますので、その時期を知っておくことは早めの予防対策に役立ちます。

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